スピードラーニングトライリンガルの解説

当教材は開発者が自らエスプリラインの社長ということで自信を持って売り出しており、それだけあって人気が高いのが特徴です。社長の大谷さんは英語と同時にフランス語の学習にも取り組んで成功したという経験を持っており、それを応用したのが当教材の由来です。

まず結論から言うと、当教材はスピードラーニングのお試し版という位置づけになります。本家のスピードラーニングは高くて手が出せなくても、リスニングを強化させたい人が試しに使ってみるのには役立つでしょう。

楽天の購入者レビューを見ても評判の良い教材なので、教材自体は安心して購入することができます。しかし、考慮に入れたいのが本当に話せるようになるかということです。

二カ国同時習得に関する私なりの見解

「英語と同時に韓国語も習得しちゃおう」というのは何とも美味しい話のなのでつい乗ってしまいたくなるかもしれませんが、本当に英語と韓国語を同時に修得することができるのでしょうか。
考えこむ学生
仮にラテン語系に属する似通った国の言葉であれば文法や言葉に共通点がありますので努力すれば可能かもしれませんが、英語と韓国語に一体どんな共通点があるのでしょうか?

当教材の情報量からしても初級段階の内容であること留意しておく必要があります。

つまり「きちんと話せるようになるには学習の上乗せが必要になりますが、その後も同時に2か国語を学習できますか?」ということです。まずは韓国語を話せることを目標にして学ばれることをおすすめします。

では、当教材は役に立たないのでしょうか。やはり売れているには理由があるようです。

英語が間に入っていることの意義とは?

実はどの言語バージョンにも間に英語が入っているのがポイントになります。

先程も触れたように中間に英語が挿入されているのは単に学ぶだけでなく、日本人なら馴染みのあるのが英語だからです。

架け橋逆に中間にスペイン語が挿入されていて「韓国語-スペイン語-日本語」だったら全く意味を成さないでしょう。

なぜなら日本人にとってスペイン語は馴染みがないので「分からない-分からない-母語」の構成になるからです。

※英語は韓国語と日本語の「架け橋」の役目である。

始めに韓国語が出てくるので意味は良くわからないけれど、次に英語が出てくるので何となく意味がつかめてきます。そして最後に日本語が出てきて意味をはっきり理解できる構造になっています。

つまり、最初はぼやけていたのが段々と輪郭がはっきりしてきて、最後には細部まできちんと見えるようになるような感覚です。あくまでも学習目的は「韓国語」なので、英語はある程度理解出来るだけで十分といえるでしょう。

「分からない(韓)-少し分かる(英)-完全に分かる(日)」になります。

※2か国語を同時に学ぶのはおすすめしませんが、間に英語を挟んでのリスニング学習は一定の効果を期待することができるでしょう。

当教材が向いている人のタイプ

  • スピードラーニングは高くて買えないが、ちょっと試してみたい人
  • 英語が多少話せて、なおかつ韓国語を学びたい人
  • 気軽にリスニング教材を使ってみたい人

※ワンポイントアドバイス

当教材はあくまでもリスニング特化なので、文法等については簡単な物で構わないので書店のテキストを用意しましょう。

音源をスマートフォンや音楽プレイヤーに入れて生活しながらできるだけ聞き流すことをおすすめします。韓国語の音そのものに慣れることができるのでリスニングを強化できます。

ある程度慣れてきたら単語・センテンスごとに暗唱する習慣を付けましょう。そうすることで簡単な会話においてスピーキングの能力を向上させることができます。

※販売終了しました。

このページの先頭へ